2020年5月1日
朝、Radikoで岡村隆史のオールナイトニッポンをきく。
矢部浩之のガチ説教に感動してしまう。近いところから岡村隆史をみていたからこそ、相方だからこそ言える説教だった。「あんた病気して地獄みたなあ。でも世の中にはもっと辛い人がいるってことや」「この状況だから悪いとかじゃない。あなたの根本の人間性の問題」が重かった。
放送前までは「岡村さんがんばれ!」とか、「批判に負けるな、俺たちがついてるぞ!」とか放送がはじまってからも流れた洋楽についても「この曲ガチ女性賛美の歌詞やぞ。選曲の意味…」とか言ってた呑気なリスナーも放送後しょぼくれてたので矢部が言ったことによって岡村だけでなくリスナーにもスタッフにも刺さったからよかったなと思った。
と、わたしは素直に意義ある放送と思ったのだったのだが、Twitterをみていると「結婚・彼女作れという価値観を押し付けているのがやばい」とか「矢部だって偉そうなこと言ってるけど過去こんなことしてた」とか「女に岡村隆史のようなモラハラ男を押し付けるな」とか「番組降板しろ」とか言われているのをみて普通に落ち込んでしまう。
放送をすべて聞けば矢部浩之が言っているのは女をあてがえばなんとかなるっていう意図じゃないってことがわかるし結婚してるから偉いと言っているわけではない。ただ近くでみていて過去の恋愛経験のことも知っていて女性に対してコンプレックスがある・逃げ癖があって女性ときちんと向き合っていないから今回こういう不適切な発言があったということで女性(他者)ときちんと向き合え、思いやりとリスペクトを持てっていうメッセージだったのに。
確かに、この理屈では現状の社会構造や問題の枠を出ることができず、本質的な解決とは言えない。でも矢部ができる範囲・言葉で岡村個人の成長を促す説教をしてくれたのは、心を打つものだったと思う。
矢部は矢部で差異を前提にした男女平等からジェンダー観がアップデートされていないので、いろいろまずい発言も多かったが、リスナーとスタッフの責任にも言及するなど、持てる手札の中では最大限やろうとしていたという印象。
— 北守 (@hokusyu82) 2020年5月1日
マクロな問題としては芸能界のホモソーシャルがあって、矢部のアドバイスでさえ、女性を獲得せよというホモソ言説になってしまう構造的欠陥があるのだが、ミクロな問題としては岡村さんインセル問題で、それについては相方がゆえの鋭い指摘だったので、評価が分かれているのだと思われる。
— 北守 (@hokusyu82) 2020年5月1日
とりあえず、芸能界のホモソ問題とインセル問題をいったん切り分けた議論をしてから再度接続しないと、現状岡村隆史を吊ったところで松本人志に縄がかかる気がしない。
— 北守 (@hokusyu82) 2020年5月1日
岡村隆史がこれからどんな成長をしてくれるのか、見守っていきましょうよ。
昼。引っ越しの荷造りをぼちぼちはじめる。
本棚の半分位は終わった。捨てたい本も結構多い。
夜。ブレイキングバッドシーズン3見終わる。
最近続きが気になるとNetflixの次のエピソードのサムネイルの説明文を読んでしまうんだけど、シーズン4の1の説明文は「なんとか生き延びてきたウォルター。ガスのたくらみとは?シーズン4が幕を開ける!」みたいな何も言ってないやつでウケた。
夜クレしん。ついに戦国。
よかった。最後どうなるのか知ってるのにボロ泣き。
めちゃくちゃいいからballad〜名もなき恋のうた〜もみてみようかなという気持ちになるが絶対これトラップなんだろうな。