2020年9月6日

録画していたNHKの「人間椅子」のドラマをみる。

満島ひかりがかわいい。乱歩の映像化作品といえば昔「乱歩地獄」ってあったな。

 

乱歩地獄 デラックス版 [DVD]

乱歩地獄 デラックス版 [DVD]

  • 発売日: 2006/05/25
  • メディア: DVD
 

 これもこんな感じの映像化だった気がする。

実相寺昭雄の鏡地獄がよかった記憶があるけど具体的には思い出せない。

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涼しくなってきたので「やるわよ〜(cv片岡愛之助)」と言いながら庭の草むしりをする。でも外に出てしばらくすると雨が降ってきて、部屋に戻るとまた晴れてきてって感じで全然できなかった。来週に持ち越しだ。

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アマプラに市川崑金田一作品がきてたので未見の「病院坂の首縊りの家」と「女王蜂」を続けてみた。どちらも構成が似ていて最後のほうで出生の鍵を握る老婆が語るシーンとか一緒すぎてウケた。「病院坂」は金田一最後の事件で、「女王蜂」もその一作前ということで後期の作品ということになる。いろいろやりつくしちゃったのかな。金田一も自分が事件の関係者を救えないことに諦めを感じているように思える。ちょっと距離をおいて、傍観者のような立ち位置で事件に関わる。

思えば金田一耕助ものって、戦後の混乱期で一旦人生がリセットされた人たちがその出自の謎を解き明かして自分の人生だったりルーツに向き合うっていう側面がある。

その混乱した家庭や人間関係を解きほぐしていくのが金田一のいつもの役目で、だから彼は出生の地や昔を知っている人を訪ねたり、戸籍を確認したりして、その人の人生を確かめてる。

でも結局は他人の家庭だし、その人を救えるわけでもないし、事件のたびに無力感を感じている。

いくつかの事件を解決して、日本が戦後から抜け出すころ、旧時代的な風習や家族制度みたいなものが廃れていくのを感じて、金田一は自分の役目も終わっていくことを感じて探偵から手をひくことを考えたのかなと「病院坂」をみて思った。だからいつも若い世代は事件を乗り越えて生き残っていくよね。金田一シリーズは戦後から次の世代に向かうための総括をするための作品なのかもしれない。

金田一市川崑×石坂浩二版が一番好き。石坂浩二の朴訥として穏やかな喋り方がいい。クリっとした目やくっきりとした鼻筋なんか美男そのものなんだけどなんかひょうきんでそれでいてセクシーでもある。

みれるうちに他の作品もみていきたい。

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半沢直樹の恩返しスペシャルみた。ドラマ放送中に出演者がテレビでこういう裏話をするのってなかなか珍しい。

金融庁の黒崎は半沢のことが好きだから妻の花ちゃんと同じく「直樹」呼びをしているという解釈が公式で認められたので快哉。でもトマリくんの指輪には気づかなかったな。ミッチーが香川照之のことを「テリー」って呼んでいるのすごくいいし香川照之が少々萎縮してた小嶋をいじって盛り上げてるの優しいな〜と思った。「DETH!」は子供たちには真似して欲しくないというのもさすがカマキリ先生。

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ハンチョウの新刊が出ていたので読む。

 

 毎回、そろそろマンネリかな〜と思いながら読んでるけど毎回ちゃんと面白いのすごい。

ヒーローの回とかすごいよかったし日帰りで熱海で釣りしてる普通の回もよかった。次回予告のmixiもめちゃくちゃ気になる。