2020年11月22日

角川武蔵野ミュージアムに行ってきた。

コロナ対策で事前に入場チケットを買っておいたんだけど時間帯とかが決まっているからそれに合わせて昼前には出発。

久しぶりに着物を着たんだけど久しぶりすぎて着方を忘れていて結構ぐっちゃぐちゃになってしまった(毎回やないかい)。着るだけで普段の1日分の運動量だった。

しかし着物を着るとやはりテンションは上がる。今日の気候も絶好の着物日和だった。

ミュージアム自体も楽しかった。荒俣宏の妖怪伏魔殿とマンガ・ラノベ図書館とワンダー秘宝館と本棚劇場をメインにみた。展示自体は荒俣宏のコレクションを集めたのと、資料から印刷してきたものと新しくどこかの画家(角川のお抱えっぽい)が描いたと思しき妖怪画があったのとで資料性の真新しさはそんなになかったと思うけど空間が凝ってて面白かった。

なにせ隈研吾の建築が面白い。入り口がそもそも2階で展示が1階なんだけど位置関係がわからなくなる。階段も多くて上下や右左の感覚が失われるというか。ルネ・マグリットの絵の中の巨岩のような建築なので巨岩・巨大建築好きとしても楽しめる。だいぶシュルレアリスティックな建築だと思う。

フォトジェニックなスポットも多いので写真撮ってるだけでも楽しい。

ワンダー秘宝館は展示物がかなり良かった。荒俣宏博物学なフィールドですね。ワンダーだし秘宝館という淫靡な言葉もしっくりくる。

ここで展示されてた透明標本というものがとてもよかったです。

透明標本について - 『新世界』透明標本

 

shinsekai-th.com

 

ミュージアムショップに透明標本のグッズもあったけどいまいち欲しいものがなかったので300円のガチャガチャのアクリルキーホルダーだけ買った。

エディトリアルエリアからの本棚劇場もかなりよかったんだけどわたしが疲れすぎてあまりじっくり見れなかった。

今度またゆっくり本を探しにきたい感じです。

1日かなり楽しんだけど角川の施設だけあって角川および系列の会社から出してる出版物のゴリ押しもすごい。

マンガラノベ図書館は古今東西のマンガラノベが置いてあるのかと思ってワクテカしてたのに角川系のオタクくせえやつしかなかった。仕方ないので昔読んでたトリニティブラッドだけちょっと読みました。

本棚劇場だって手と目が届くような範囲に置いてあるのは角川だけだしダヴィンチストアの入り口付近も角川だけだったよ笑。

所沢の人間を洗脳して総オタク化計画を目論んでいるのかな?と思いましたね。

でもそれだけ所沢に納税もしてるんだろうし、角川一族はやっぱりすごいなと思いましたね(まとめ)。

荒俣宏先生や妖怪関係の企画もいいけどそのうち金田一関連もやってほしい!というか施設内に横溝正史の世界を再現したテーマパークエリア作ればいいと思ってるよ。