2020年10月13日

東京ガベージコレクションを相変わらず聞いている。

大野更紗さんという難病闘病中の作家さんがゲストに来た回がよかった。

難病にかかったと人に言うとみんな心配して「出来ることがあればなんでも言ってね」と言うけど実際頼ると相手が苦しむことになるし自分もつらい、から結局頼れるのは国の福祉しかない。難病患者が頼れるのは制度だけ、人には頼れないという話をしていた。だから福祉の制度が必要なのだ、そうじゃないと死んじゃう、と。

実際今の障害保険も戦後の傷痍軍人を保障するために作ったものをもとにしているから現状に即していないという話をしていて、国の保障のあり方について考えさせられた。自助じゃなくて公助が必要だということが腑に落ちて理解できたというか。

ちょうど東日本大震災の後の放送で、10年近く前なんだけどなかなかタイムリーだった。

東京ガベージコレクションは8割しょうもない話をしているけどたまにこういう回がある。