2021年12月15日

必殺うらごろし見終わった。流浪の民達が刀じゃない武器で悪党をやっつけるっていうイロモノながらにちゃんとメッセージもあってよかった。一味のメンツのバランスもよくてベルイマンの魔術師のような雰囲気があった。

そんで次は同じくトンデモ系との呼び声が高い必殺仕事人Vをみはじめる。早速3話の段階で中村主水ルービックキューブしてたりするからなるほど評判通りだぜ!と思った。うらごろしが階級からこぼれ落ちた流浪の民達がシステムや論理の埒外を扱うことが裏テーマとしてあったのに対して中村主水の必殺仕事人は生活者の悲哀が裏テーマなのかな、と思ったりする。婿養子として嫁と姑にいびられてトイレと風呂だけが癒しの時間…給料日だけが威張れる日…。

チャンバラもいいんだけどチルでレイジーで生活感漂う時代物をみたり読んだりしたいなと思っていたのでこのくらいの温度感ちょうどいいかもしれない。

f:id:rum-rum:20211215234357j:plain

やっぱり各話エピソードのタイトルが秀逸。